30代で看護師を辞めて感じたこと、不安や孤独感【後悔】

仕事

僕は一度社会人経験を得た後看護師になりました。

看護師を4年半経験して退職し、30代でWebエンジニアになりましたが、自分に合わないと感じたため、もう一度看護師に戻ることにしました。

今回は看護師を辞めて感じた不安、孤独感や後悔したことについて書いていきます。

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看護師を辞めた直後

僕は看護師を辞めた翌月からすぐにWebエンジニアとして働き出しました。

開放感と希望

看護師を辞めた直後は、看護師の仕事に飽きてきて、嫌気が差していたためか、開放感がありました。

30代ではありますが、エンジニアとして経験を積んで、フリーランスになりたいと思っていたため、希望もありました。

フリーランスエンジニアは好きなときに好きなだけ働いて、収入も多くなり、自由な人生を送れる…そういった幻想を抱いてプログラミングの勉強に没頭していました。

看護師の経験は違う業界でなんの役にも立たない…後悔も

僕は急性期病院で看護師をしていて、その中でもエリートとイメージされがちな救命救急センターに勤務していました。

そのためか、自分は何でもできると万能感を持っていたのと、自身のキャリアを誇らしく思っていました。

しかし、違う業界に入ってしまえば、いくら看護師としてのキャリアを積んでいても所詮は”ただの人”

今までのキャリアがほとんど役に立ちません。

エンジニアとしては勉強をしていても実務は未経験で、30代新人エンジニアという扱いでスタートとなりました。

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エンジニアとしてやっていくことを辞めた

やっとでなれた看護師を辞め、30代でエンジニアになりました。

しかし、エンジニアの仕事に面白みを感じなかったのと、色々と後悔、将来への不安もあり、エンジニアを辞めることにしました。

エンジニアとしてやっていくのを辞めた理由はいくつもあります。

田舎でエンジニアとしてのキャリア形成はコスパが悪い

一番は僕が住んでいるような田舎のIT企業では、最新の技術を扱っているような会社がほぼありません。

それは、地方では大した技術を持っていなくても、競争相手が少なく、最新の技術を保つ必要性があまりないからだと考えられます。

実際に僕が入った会社は最新の技術を扱っているようでなく、社員にも素晴らしいエンジニアはいませんでした。

そこでスキルを身に着けても、市場価値の薄い技術しか身につかないことがわかったため、転職した企業で働くことは人生の時間の無駄だと思いました。

大きな収入低下に不満

看護師のときの年収は470万円程度ありました。

一方、2022年の日本の平均年収は445万円、中央値は396万円程度と一般的にも多く稼いで良い生活を送っている方でした。

エンジニアになり、看護師としてのキャリアを捨てたため、収入も最低賃金程度しかありませんでした。

年収換算すると、220〜240万円ほどにしかならず、家族持ちで生まれて間もない子供を育てていくには、生活していくのにやっとという感じの収入しかありませんでした。

一度退職し離れてみることで、看護師の仕事の良さに気づく

エンジニアをしているうちに、看護師の仕事がいかに恵まれ、良い仕事なのかがわかりました。

看護師の仕事は忙しいですが、自分の存在意義として、”人の役に立っている”という実感を持ちながら仕事ができていたのが大きいと思っています。

詳しくは以下の記事にまとめていますのでご参照ください。

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エンジニアを辞めた後

エンジニアの退職を決意した時から、看護師としての第二のキャリアを築くべく、転職先をハローワークや都道府県のナースセンター(看護師等の就業の促進のための公的な機関)を利用して探し始めました。

しかし、僕が行きたいと思っていた現在働いている病院はその当時求人を募集していなかったため、直接病院の看護部長に電話し、欠員が出たら連絡をもらうことになりました。

このままエンジニアの仕事をしていると、自分の行きたい病院への転職時期のズレなどの障害になると思いました。

こういった経緯で早期にエンジニアを辞めました。

いつから働けるのかわからないという不安

現在働いている病院の看護部長に”働きたい”という熱意を伝えれたことは良かったのですが、いつから働けるのかという漠然とした不安が残りました。

失業保険を受け取れる期間も3ヶ月しかなく、失業保険の受給期間をすぎたらどうするべきか?簡単にいつでもすぐに辞められるバイトを探すべきかなど、かなり迷いました。

また、病院の看護部長への電話したことも、その場を流されただけで、欠員が出たときに電話が来るという保証もありません。

そういうことからか毎日将来への不安を感じていました。

孤独感

仕事をしなければ自由な時間が増えて好きなことができる!と楽観的に喜ぶ方もいるかもしれません。

しかし、この先の人生がどうなるのか漠然とした不安を抱えた状態では、楽しいことも楽しいと正直に感じない人もいると思います。

僕は後者の方でした。

時間に余裕がある人間は、一人になって考え込んでしまうと、ネガティブな考えに傾いてしまう傾向にあります。

僕には妻と子供や数人親友もいますが、仕事などで関わる人がいないと一人社会の中に取り残された感覚になりました。

無職という肩書き

看護師である間は世の中の役に立っているという自覚もあり、自己肯定感も高かったように感じています。

しかし、無職の間は社会的に何か価値を世の中に生み出している人ではないという自覚がありました。

そういったことで、”ただの何も使えない人”のようにみられている感覚に陥っていまい、自己肯定感もかなり低くなっていたように感じています。

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現在は…

この記事を書いている現在(2022年4月)は希望の病院に転職し、看護師として働いています。

転職してから4ヶ月目に入り、新しい組織で仕事も慣れない中ではありますが、楽しく働いています。

人生の見通しがたったことで精神が安定した

エンジニアとしてフリーランスになる夢は捨てることになりましたが、看護師として復職したことで、社会の役に立っているという実感を持てています。

何より、収入も安定し、家族と一緒に安定して暮らしていける見通しがたったことで精神も安定しています。

また、以前のように生き生きと暮らしているという実感があります。

今は看護師に戻ってよかったと感じています。

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まとめ

いかがでしたか?

以上のように、僕が一度看護師を辞めて失敗したことで感じた不安や孤独感をまとめてみました。

ただ、後悔したかというと、必ずそうとも言えないと感じています。

やってみたかったWebエンジニアをいう仕事にチャレンジできたこと。

いかに看護師の仕事が自分に向いていたのかを知ることができましたし、失敗の中から自分の人生の方向性を見出すことができました。

僕の失敗の経験がみなさんの参考になれば幸いです。

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