看護師を辞めたいと思ったとき【理由】

仕事

こんにちはLaurier(ローリエ)です。

僕は現在看護師6年目です。

僕は看護師5年目に一度看護師を辞め、エンジニアになりましたが、現在は看護師に戻ってせっせと働いています。

僕もこれまで何度も看護師を辞めたいと思い、何度も踏みとどまりました。

今回は、僕がこれまでに看護師を辞めたいと思った瞬間についてまとめていきます。

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命の重さを感じた時

看護師の仕事でのミスは患者の命に関わります。

自分の見落としやミスで患者の状態が悪くなった場合、訴訟に発展しかねません。

こういった命の重さからプレッシャーを感じ、もっと気楽な仕事がしたいと思うことがあります。

重症患者のモニタリング

重症患者を受け持っている時、患者の状態も刻一刻と変化していきます。

この患者の変化は大丈夫なものなのか?医師に報告が必要なのか?と迷うことが多々あると思います。

急変時の対応でも、急激に状態が悪くなる患者を見ながら対処し、医師がそばにいない場合、モニタリングしながら医師の指示を仰がなければなりません。

急変時に備えて勉強はしてはいますが、そういった時に限って突発的にはなかなか知識が活かせない時があります。

こういう時、自分自身に患者の命が重くのしかかり、プレッシャーを感じます。

急変時の患者家族への対応

急変時や状態が悪くなる患者の場合、家族への対応も難しいです。

患者家族が患者の急激な状態の悪化や、突然の死を受け入れることができるようサポートをしていかなければなりません。

高齢の患者の場合、家族もいずれそうなるとは思っているため、受け入れも比較的早いですが、比較的若い患者の場合、患者の突然の死を受け入れることは困難を極めます。

患者家族の反応も千差万別で、僕もどう対応していいものかわらなくなることがあります。

こういう時に自分には看護師の仕事は合わないのかな?と感じることがあります。

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認知症患者の対応に疲れた時

少子高齢化が進む日本の社会では、高齢者が増えるに従い、認知症患者も増え続けています。

僕が住むような田舎の場合、患者年齢の高齢化が顕著で、認知症患者がとても多いです。

暴言・暴力のある患者

認知症患者の中には暴言や暴力のある患者がいます。

おむつ交換や体位変換などの介助に入るだけで引っ掻いたり、ツネったり、叩いたり中にはつばを吐いてきたり、噛み付いてこようとする患者もいます。

「バカ」「アホ」などの暴言を言われることもあり、認知症患者が言っているとわかっていてもなんとなく嫌な気持ちになります。

僕が中性的な顔をしているせいか、「オカマー!!」などと叫ばれたりしたこともあります 笑

こういった認知症のある患者への対応をしていると身も心もボロボロになります。

「こんなにボロボロになって何のために働いているのだろう?」と思うこともあります。

帰宅願望の強い患者

夕方になると「家に帰る」といい、歩けもしないのにベッドから降りようとする患者がいます。

落ちないよう何度も足を運び、毎回同じことを言う患者の対応に何度も同じことを説明するのに疲れます。

動ける認知症患者の場合、歩いて帰ろうとするため抑制できなく、家族を呼んで患者に説得してもらうことが多々あります。

正直言うと、こういう患者には治療は諦めて帰ってもらいたいと思ってしまいます。

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決まりが多すぎて仕事の自由度が少ないと感じた時

医療業界はミスが患者の命に関わるため、効率よりも安全性を重視する傾向にあります。

「こんな仕事省けばいいのに」と思うようなことで提案しても、「決まりだから」「何かあったときのため」と安全性を重視しすぎるあまり、非効率な仕事も多いです。

僕が務めたことがある2つの病院とも、仕事は改善して減るどころか、年々増えている傾向にあります。

コロナ禍になって

2020年、コロナ禍になり元々重症化リスクの高い高齢患者の多い病院では、クラスターが発生すると、重症患者の急増につながるため、それぞれの病院でコロナに対して対策をし始めました。

入院が長い患者への対応も過剰な感染対策などを強いられていたりもします。

毎回不要なことをやらされ、バカバカしくなってきます。

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自身の構築したいキャリアが見つからない

これは志を高く持って看護師になった人はやりたいこともあるかと思います。

しかし、僕のように休日の多さや給料などの待遇を目的として看護師になった場合、ぶつかる問題です。

実際、ほとんどの看護師が直面します。

僕も実際看護師としてのなりたいキャリアがなく、今後どのようにしていけばいいのか悩んでいます。

このまま看護師をしていていのかという葛藤もあります。

僕が知る看護師の大まかなキャリアは以下のようにあると考えています。

スペシャリストになる道

研修を受けて認定看護師や、志の高い人は大学院に進学し、専門看護師になる道があります。

働く病院によって待遇は変わりますが、これらによって多少の給料の上昇はありますが、僕が知る病院では微々たるものです。

少しの給料アップに対して、病院内では引く手数多になるため、仕事はかなり増えます。

日々病院内でスペシャリストとして頼られ、その際には責任も伴うため、継続して最新情報を取り入れ、学習していかなければなりません。

スペシャリストになれば、病院からも重宝されるため、後々看護師として生き残っていけると思います。

しかし、賃金は少ししか上昇しないため、僕には魅力的にみえません。

管理職になる道

主任や師長などの管理職になれば手当がつくため給料が上がります。

その分病棟の統括や管理を任され、責任が増えます。

スタッフが病欠した時など緊急時には休日でも対応を迫られます。

僕は休日は完全に仕事のことは忘れて生活したいと思っているため、管理職にも魅力を感じません。

独立を目指す

看護師で得た経験を生かして、訪問看護ステーションや、介護施設を経営する道もあります。

これらは経営により収入アップも見込めますが、同時に多くの従業員や事業スタート時の借金を背負うことになるためリスクが高いです。

よっぽど事業で勝算がある時でないと、ここまでのリスクを取ってやるのは良くないと感じています。

しかし、医師の指示のもとでしか働けない看護師としては、経営者になることで自分の発想で自由度を上げて仕事ができるようになるため、魅力的な部分もあると思います。

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最後に

いかがでしたか?

以上が僕が看護師をしていて辞めたいと感じた時でした。

これだけ辞めたいと感じつつも、慣れてくると慣れてきてしまい、意外とやっていけるものです。

しかし、ずっと看護師を辞めたいと思っているのなら、一回辞めてみるのもアリだと僕は思います。

なぜなら、人によって合う、合わないがあり、それはやってみないとわからないからです。

看護師を辞めて他の業種を経験してみることで、看護師の仕事の良さにも気付けることもあります。

僕は現在、田舎で看護師をしていますが、実際に看護師を辞めて他の業種に移ってみて、いかに看護師の仕事が恵まれているのかを実感することができました。

下にリンクも貼っておきます。

看護師を辞めたいと感じている方々の参考になれば幸いです。

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