こんにちは。Laurier（ローリエ）です。
僕は2021年に32歳で一度急性期病院の看護師を辞めてWebエンジニアになりましたが、すぐに仕事を辞めて、現在急性期病院で再度看護師をしています。
現在年収は少し下がりましたが、一度やりたいことにチャレンジでき、自分の現状に納得して仕事を続けられています。
今回は看護師を一度退職した僕の経験から、30代辺りで看護師を辞めたいと思っている方へ、辞める前に一度立ち止まって考えて欲しいことや、僕の経験から学んだ看護師を辞めるのを避けるべきタイミングについてまとめていきます。
看護師を辞める前に一度考えてほしいこと
僕が30代で看護師を一度退職して失敗した経験から、看護師を辞める前に一度立ち止まって考えて欲しいことは以下のようになります。
なぜ看護師を辞めたいのか？
あなたはなぜ看護師を辞めたいのでしょうか？
職場の人間関係、看護師を続けてもやりたいことがない、現在の環境ではキャリアアップが見込めない、もっと年収を上げたい、仕事に飽きた、体力的にきついなど、理由は様々だと思います。
「なんとなく辞めたい」というような、看護師を辞める目的がはっきりしていない場合、後々の仕事の方向性が見いだせません。
看護師を辞めたいのであれば、理由ははっきりとさせておくべきです。
看護師を辞めた後のキャリアプランは？
看護師を辞めたい理由がはっきりと決まっていれば、次に起こすべきアクションプランは明確です。
看護師を辞める理由を改善できる仕事や職場に就けば良いからです。
病院を辞めて他の病院に移る場合、看護師としてのキャリアを継続していけるため、収入は大きく低下することはまずありません。
しかし、僕のように異業種に転職する場合、未経験からの採用になるため、キャリアも1からの積み直しになりますし、収入はガクンと落ちてしまいます。
30代からの異業種への転職は、20代の仕事を始めたばかりの頃とは違います。
異業種に転職した場合、自分よりも年が下の若い人に仕事を習わなければなりません。
変にプライドが高いと、それが邪魔をして人間関係がうまくいなくなってしまう可能性もあります。
年齢だけを積み重ねただけの変なプライドは確実に捨てなければなりません。
仕事の覚えも若い頃と違い、なかなか覚えることができません。
若い人よりも時間を多く使って勉強していく決意はありますか？
こういったリスクを背負ってでも異業種に転職をしたいと思うのであれば、転職を考えていても良いかもしれません。
なぜ看護師になったのか思い出してみて欲しい
そもそもなぜあなたは看護師になったのでしょうか？
看護師として長年働いていると看護師になった理由を忘れてしまいがちです。
僕の場合、安定した仕事で今後も需要が見込まれる、収入が多い、1週間程度の休みを比較的取りやすいこと、休みが多いという理由で看護師になりました。
僕は看護師を辞める前は、これらを完全に忘れていました。
一度看護師になった理由を思い出して、自分のおかれている環境を客観的に振り返るべきだと思います。
家族の生活
30代になると結婚していたり、子供がいたりと、家庭での役割もあるかと思います。
家庭での役割がある中での転職は相当のエネルギーを必要とします。
家庭で子供とゆっくりとしたくても、転職活動や新しい仕事の勉強などで、家庭での役割も思うようにいかなくなりがちです。
異業種に転職する場合、それらの負担はさらに大きくなるでしょう。
また、収入も大きく減るため、家庭全体の生活レベルを下げなければならなくなります。
生活レベルを一度上げてしまうと、下げるのに相当苦労しますので、普段の生活からストレスを大きくかかえてしまうリスクがあります。
看護師を辞めるのを避けたほうが良いタイミング
看護師を辞めるのを避けたほうが良いタイミングがあります。
僕が経験して学んだ、良くないタイミングは以下のようになります。
ライフイベントと重なる時期
結婚、出産、親の介護など、ライフイベントがある時期は自分だけでなく、家庭全体のストレスが大きくなります。
そういった時に自分が看護師を辞めて転職する場合、自身のストレスもかなり大きくなります。
病院を移るだけならそこまで大きく問題はありませんが、異業種への転職は、家庭のことで手一杯なのに、さらに仕事のことにもプライベートな時間を割かなければならなくなります。
そこへ収入の減少が重なると家庭のストレスはMAXです。
僕は転職を出産後にしてしまい、仕事に打ち込むことができず、これ以上は無理だと思い、看護師に戻る道を選択しました。
年度末以外の時期
大きな病院は年度毎に人員を募集する傾向にあります。
人員も年度末に入れ替わることを前提に計画しています。
僕は9月に看護師を辞めましたが、看護部長からは「常識がない」などの批判を浴び、良いイメージでの退職はできなかったと思っています。
もし、転職に失敗した場合、同じ病院に戻りたいと心の片隅に思っているのであれば、年度末での退職にするほうが無難だと思います。
最後に
以上が僕の経験から得た30代で男性看護師を辞める前に一度立ち止まって考えて欲しいこと、転職を避けるべきタイミングになります。
人生は1度きりで、やりたいことをできなかった場合の後悔は自身が死ぬ時まで引きずるかもしれません。
かといって、なんでもリスクを考えずに転職するのは危険です。
以上を踏まえた上で転職すれば、失敗する確率も低くなると思います。
僕の経験から得たことが誰かの役に立てれば幸いです。
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