山椒の木を植える場所はどういったところが良いか

農業

こんにちは。ローリエです。

僕は岐阜県の飛騨高山の山奥で小規模ではありますが山椒を育てており、一家で銀座の高級懐石料理店に出荷もしています。

ちなみに、飛騨高山で山椒を育ててはいますが、高級山椒である飛騨山椒ではありません 笑

この記事では僕が山椒に関する書籍を読んで学んだ、山椒の木を植えのに適した場所について解説、実際に我が家で山椒を育てている環境について公開していきます。

この記事の参考文献は以下のものになります。

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山椒に合う気候

山椒はミカン科の植物です。

原産は日本や東アジアであり、他のミカン科の果樹より温帯地域に適しています。

日本での主な産地は西日本に多く、温暖な地域に適した植物です。

しかし、僕の住む豪雪地帯である岐阜県の飛騨地方など、冬場に気温がマイナス10℃を下回る地域でも山椒の栽培は可能です。

それでも、マイナス15℃を下回るような土地では成木でも枯れることがあるため、枯死を防ぐため、気温が下がる日は防寒対策をしなければなりません。

また、4月などに霜が降りる、遅霜がある地域では新芽が枯れてしまうことがあるため、栽培には適していません。

遅霜で野菜がやられてしまうと聞くような場所は避けたほうが良いでしょう。

地形的に、周りよりも低い盆地状の土地や、谷、谷の出入り口、河川の近くなども霜が降りやすいので避けた方が良いでしょう。

日照条件

山椒の実の栽培を目的とする場合、日当たりの良い場所ほど生産性があがります。

しかし、西日が強い場所は向いていないとされるため、日当たりの良すぎる場所も注意が必要です。

山椒の木は半日陰(はんひかげ)の方が樹の寿命は伸びると言われています。

半日影とは、1日の半分くらい日が当たる状態、または、日なたの半分くらいの明るさがある状況のことを言います。

つまり、午前または午後だけ日が当たる場所や、木漏れ日のように日なたと日陰が半分ずつ混じっているような場所です。 

我が家の山椒の木も殆どが山の北斜面にあり、半日陰の場所に植えていますが、問題なく生産できています。

周りが山に囲われているため西日も入りませんし、山椒にとっては良い環境で生育できていると感じています。

降水量

山椒の主産地の年間降水量は1000〜2000mmと幅があります。

これは、山椒に適した降水量は極端に雨が降らず乾燥している地域や、極端に雨の降る場所を避ければ良いということになります。

ただし、山椒の生育期間中の雨量は少ないほうが良いと言われています。

特に山椒の花が開花して受粉をする季節に雨が降ると、受粉を妨げ、結実(けつじつ)不良になります。

他に山椒の実の収穫期になると、山椒の実の色などが損なわれて日持ちが悪くなると言われています。

山椒は、春に花を咲かせて受粉します。

梅雨前くらいに青い山椒の実を付け始め、それを梅雨前に収穫するか、秋に熟した実を収穫します。

春や秋に極端に雨の降りやすい地域でなければ問題ないでしょう。

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山椒に合う土壌

山椒は水はけの良い土地が最適と言われています。

これは、自然界で山椒が山谷の傾斜地に自生していることから言われています。

水はけの悪い土地、土壌が粘土質の場合や、土地が以前は水田であったような場所では排水不良で枯れてしまうことがあります。

我が家の山椒も水はけの良い土地で育てていますが、問題なく育っています。

土壌のpHは5〜6.5くらいの弱酸性が良いと言われているようですが、自生している山椒はpH4.5以下でも自生しているので、それほど厳密に拘る必要はないようです。

簡易的に土壌濃度を測定できるものを以下に貼っておきます。

気になる方は一度測ってみると安心だと思います。

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まとめ

以上のように山椒を植える場所はどういったところが良いか書いてきました。

長々と書いてきましたが、山椒は自然界でも自生している植物のため、極端な環境を選ばなければ大抵は育つと言えるでしょう。

しかし、山椒にも生育に適した環境があることは事実です。

この記事の内容を、長く山椒を木を育てていきたい人向けにまとめると、以下のようになります。

  • 極端に暑い場所(西日の当たるところ)や寒い場所(霜の降りやすいところ)は避ける
  • 半日陰(はんひかげ)の場所を選ぶ
  • 土壌が粘土質の場合や、土地が以前は水田であったような場所でなく、水はけの良い場所を選ぶ

この記事を読んでくださった方の山椒の木が良い環境で育つことを祈っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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