こんにちは。Laurier(ローリエ)です。
僕は昔から無駄遣いが多く、欲しいと思ったものは買って手に入れないと気がすまないタイプで、毎月の自分の給料は全て使ってしまっていました。
そんな生活をしていれば、お金も貯まるはずもなく、妻にも飽きられていました。
そんな僕がお金と人間の幸福とは何かを学び、生活を見直していくことで徐々にお金を貯めることができ、2年間で300万円貯めることができました。
今回は、僕がお金を300万円貯めることができるようになるまでに行ってきたことを紹介していきます。
無駄遣いが多く、貯金ができない方への参考になると幸いです。
自分の価値観を見直す
僕はまず、自身のお金の価値観や幸福に感じることを一度考えてみることが大切だと思っています。
人間の欲望にはキリがなく、欲しい物全てを手に入れることはできません。
自分の中で必要なもの、欲しいもの、不要なものを線引きできるようになると出費の中で何が無駄遣いなのかが見えてきます。
また、自分が幸せに感じること、人間は何に幸福感を感じるのかを知ることで自分の幸福感の感じ方のズレがみえてきます。
ミニマリズムを学んで取り入れる
みなさんはどこかでミニマリストという言葉を聞いたことがあると思います。
ミニマリストは若い人を中心に多くなってきており、ミニマリズムを取り入れて実践している人のことを言います。
ミニマリストといえば、冷蔵庫やベッド、カーテンなど、何も物がない部屋で暮らしている人達のことだと思う人もいるかもしれません。
それは極端な例で、ミニマリストの全てを真似する必要はありません。
僕は、ミニマリストの考え方の根源にある、ミニマリズムを学ぶことが重要だと思っています。
ミニマリズムとは、自分が心地よくいられる物や事に注力するために、日々の生活をシンプルにしようとする考え方です。
ミニマリズムは日本だけでなく、世界一の消費大国のアメリカでも若者を中心に浸透しつつあります。
なぜミニマリズムを取り入れることが大切かというと、人間の時間は有限で、できることには限りがあること、物を持てば持つほど自分の時間やお金が失われていくことを学ぶことができるからです。
不要な物や物事を切り捨てることで、自分に必要な物や物事に注視できるようになるため、自然と不要なものにお金を無駄遣いしないようになっていきます。
まずは、自分の身の回りのものを断捨離し、売れるものはフリマアプリで売却してみると良いでしょう。
人間の幸福感の感じ方を学ぶ
人間は脳内での幸福ホルモンの分泌により幸福を感じます。
人間の幸福の感じ方は脳内のホルモンである、オキシトシン、セロトニン、ドーパミンの分泌で大きくわけると3つに分けられます。
オキシトシンが分泌されていると、人やペットなどとのつながりや愛情などの愛に包まれた幸福感を感じます。
友情、人間関係、子供や恋人などとの関わりで分泌されるもので、つながりと愛情の幸福と言えます。
セロトニンが分泌されていると爽やか、安らか、穏やかな幸福感を感じます。
日光に当たったり、きれいな景色をみたり運動などで分泌され、健康的な幸福といえます。
ドーパミンが分泌されていると心臓がドキドキするような高揚を伴う幸福感を感じます。
名誉、社会的地位、目標の達成、買い物、お金を稼ぐことで得られるお金と成功の幸福と言えます。
これらの幸福を感じるホルモンには、以下のような特徴があり、注意すべきことがあります。
- セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福がベースにないと、ドーパミン的幸福を感じれないということ
- ドーパミン的幸福は刺激で鈍化し、同じ刺激ではだんだんと幸福感を感じなくなってしまうこと
例を上げてみますと、1つ目は、病気で体が不調で家族も破綻寸前なのにビジネスを当てて大金を稼ぐことができたこと。
このような状態ではとても幸せには感じることができないと思います。
2つ目は給料を稼いで、初任給が思ったより高かったとき、嬉しくて幸福感を感じると思いますが、2回目、3回目と回数を重ねるごとに段々と刺激が薄れ、給料を受け取っても幸福感を感じにくくなっていくようなこと。
これらから言えることは、人間には、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福が重要であり、それらを重視して行動すると幸福感を感じやすいということです。
よって、社会的地位や買い物で得られる快感よりも、外で自然を感じる活動や、親しい人と共に時間を過ごす方が人間の幸福には重要なのです。
僕もこれらのことを知ってからは、自分の実家に行ったりと、家族で時間を共にする機会を意図的に増やしたことで、以前よりも幸福感が高まったと感じています。
これらは、精神科医の樺沢紫苑先生の「精神科医が見つけた 3つの幸福」 という本を参考にしています。
気になる方は一度読んでみることをオススメします。
Youtubeの本要約チャンネルでも解説されていますので、時間がない方はこちらを参考にしてみてください。
見栄を張っても得られるものはない
見栄を張るのはお金がかかります。
高級車にブランド物で身の回りの物を揃えようとするとかなりの出費になります。
しかし、高額な出費を出して見栄を張っても上には上がいますし、見栄を張った人を誰もみていません。
この記事を読んでいるあなたも、見栄を張った人よりも見栄をはらない人の方に好感がもて、関わりたいと思うはずです。
僕も以前はかなりの見栄っ張りでしたが、改めて見栄を張ることを見直した結果、見栄っ張りを辞めることができました。
僕が見栄を張ることを辞めた方法は以下にまとめています。
詳細を知りたい方はご確認ください。
自分の将来を考える
貯蓄がない状態で自分自身の将来を考えてみると危機感が出てくると思います。
平均寿命が右肩上がりに伸び続けており、人生100年時代といわれる現代社会では、仕事をリタイアしてからも長生きする可能性が高くなり続けています。
年金2000万円問題や、将来年金がもらえないかもしれないという不安もあるでしょう。
有識者の中では、年金制度は破綻しないとは言われてはいますが、今の年金の金額よりは確実にもらえる額は減るでしょう。
将来経済的に困窮しないためにも、働いて稼ぎがある今のうちから無駄遣いをしないという考えを持つことが必要です。
僕は看護師をしており、入院してくる患者さんの中には年金で生活できない生活保護の高齢者がたまにみえます。
これらの方達と関わっていて思うのは、自制心がなく、自己管理ができない人だということです。
お金を貯められる今のうちから、将来へ向け、コツコツと備えていくことが大切です。
貯蓄を後回しにすればするほど、年金で補えない額を短期間で貯めなければならなくなります。
定年間近で収入に対する貯蓄を割合を急激に増やすというのは現実的でありません。
自分の出費を見直す
一度自身の出費を見直すことが、自分自身の経済状況を知るために大切です。
冒頭で述べたミニマリズムの考えを活かし、何が必要で何が必要でないのか、どういったことが自分にとって大切な出費だったのかを振り替えれると良いでしょう。
自分の生活費と必要な消費と浪費している金額を知る
一度3ヶ月分自身の出費をリストアップしてみましょう。
その中で、一ヶ月にかかる生活費と必要な消費と浪費に分けてみましょう。
自分が一ヶ月生きていくのに必要な金額を掴めますし、そこで自分が使っている無駄が見えてきます。
冒頭で述べたミニマリズム的思考を活かし、何を削ることができるか一度考えてみることをオススメします。
典型的な無駄遣いの例として、コンビニでの買い物がありますが、1日150円のジュースを毎日買うだけでも、
150円 ✕ 30(日)= 4500円
となり、年間で約5万円強もの出費になります。
こういった物を買わないようにし、家で自前のお茶を作ったり、スーパーで飲み物をまとめ買いするだけでかなり安上がりになります。
このたった150円程度の物を毎日買い続けるだけで年間5万円強もの出費になることから、たった数百円の出費が年単位で積み重なると、大きくなることがよくわかると思います。
まさにチリも積もれば山となるです。
冒頭で述べたような見栄を張ることへの買い物もそれぞれの人の価値観によっては無駄なものになりますが、見えを張ることが生きがいぐらいな人にとっては重要なものです。
自分の出費に対し優先順位をつけ、自分にとって何が必要で、何が不要かを線引きできると良いと思います。
自分の出費を見るのがめんどくさいという方向けに、マネーフォワードというアプリがあります。
一度口座やカードなどのアカウントを登録してしまえば、後は勝手にマネーフォワードで出費などをアプリ内で登録して計算してくれます。
ただし、現金での支払いは手入力が必要です。
すごく使いやすく、自分の資産も一目で確認できるようになるため、出費の見直しだけでなく、貯金のモチベーションも高まります。
国内で一番信頼できるアプリな上に無料です。
マネーフォワード
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保険を見直す
国の社会保障に不安のある方は、それぞれ生命保険や医療保険、がん保険、個人年金に入っていると思います。
日本は世界でも稀に見る国の社会保障制度が充実した国にも関わらず、一般企業の個人的な保険に費やしている額がダントツで高いというデータがあります。
僕は保険を見直し、必要な分だけの保険にしているため、かなり家計に余裕も出ています。
Youtubeのリベラルアーツ大学の動画で本当に本当に必要な保険について解説していますので、確認してみてください。
ケータイを格安simに換える
家計における通信費もバカになりません。
ドコモやau、ソフトバンクなど大手のキャリアに契約していると、ケータイ代が一人で月に1万円ほどかかっていることが多いです。
しかし、格安simに切り替えれば一人に月に1000円〜3000円ほどにコストを抑えることができます。
僕も現在は楽天モバイルを使用しており、一ヶ月のケータイ代は約1000円に抑えることができています。
使用を開始してからは、特に不満もなく使えています。
下記に格安simの比較をしているサイトを貼っていますので、格安simを検討している方は確認してみてください。
生活レベルを見直す
アプリなどを使い、自分の生活費わかったところで、生活レベルが見えてきます。
自分の生活レベルで落とせるところは落としていきましょう。
しばらく使っていないような、不要なサブスクリプションなどは解約していきましょう。
一つ注意なのが、生活レベルは一度上げてしまうと、中々下げることが難しいということです。
急に生活レベルを下げると、心が寂しく感じてしまうことがあります。
そのため、不満を感じないようにじわじわと時間をかけて少しずつ落としていくことが大切だと思っています。
僕の場合、生活に多くを占める食費を落としました。
以前は野菜を値段を気にせず、同じ野菜を買い続けていました。
しかし、旬の野菜は美味しいだけでなく、値段も安くなっています。
野菜を同じものにこだわらず、旬のものを取り入れるだけでも食費は違ってきます。
タンパク源として、肉や魚などを多用していましたが、卵を多く取り入れて卵料理のバリエーションを増やすことで食費もかなり減りました。
卵は節約の大きな味方です。
こういった取り組みをするだけでも、子供1人入れて3人で食費が月に5〜6万かかっていたものが3万円台まで減らすことができています。
貯蓄をする
無駄な出費を削ることができれば、あとは貯蓄をしていくだけです。
貯蓄を進めていく上でポイントがいくつかあるのでそれを以下に解説していきます。
先取り貯金をする
先取り貯金は貯金の方法の王道です。
収入の一部を使う前に貯金をすると貯蓄が捗ります。
給料などの収入が入る銀行口座とは別に、貯蓄用の口座を作り、収入が入ったら、使ったり引き出したりする前にその一部を貯金していきましょう。
目標としてはまず、収入の手取り額の10%を貯蓄していくと良いです。
例えば20万円の手取り額があるのでしたら2万円で良いです。
10%程度の貯蓄でしたら、特に負担感もなく比較的貯蓄していきやすいかと思います。
10%の貯蓄でも余裕が出てくれば、貯蓄の比率を徐々に増やしていきましょう。
ボーナスは全額貯金
会社員の方は大抵年に2回程ボーナスがあるかと思います。
家計の赤字をボーナスで補填するという方も世の中にはみえますが、それは健全な家計ではありません。
なぜかと言いますと、ボーナスは基本給と違い会社の業績によって増減されるもので、必ずもらえるものではないためです。
時にはボーナスカットなんてことも会社の業績によってはあり得ます。
ここから言えることは、ボーナスありきの生活は家計の破綻のリスクをはらんでいるということです。
ボーナスなしで生活できている方は、ボーナスを全額貯蓄していきましょう。
ボーナス額が大きい人ほど一気に貯蓄が捗るでしょう。
会社によっては貯金300万を貯めるなんてあっという間かもしれません。
貯蓄もしたいけど、それでも少し自分にご褒美がほしいという方はボーナスの何割かは貯蓄するという自分ルールを作ると心理的に豊かさを感じながら貯蓄も捗ると思います。
決して貯蓄用口座からお金は降ろさない
せっかく貯蓄をした口座から現金をおろしたりしていてはお金は貯まりません。
貯蓄用口座からはお金を降ろさないと決めたら、絶対に降ろしてはいけません。
それは、一度貯蓄を崩してしまうと貯蓄がどうでもよくなってしまい、貯蓄を崩すという心理的ハードルが下がってしまうためです。
一度貯蓄を崩してしまうと欲望が溢れ出て歯止めが効かなくなる恐れがあります。
まとめ
以上が僕がお金を300万円貯めることができるようになるまでに行ってきたことになります。
僕が300万円貯めるまでには、お金や自分の幸せについての価値観を見つめ直し、自分の将来について真剣に考えることで、貯蓄の必要性を認識しました。その後、無駄な出費を減らし、自分のルールを作って貯金をしてきました。
僕は300万円分の貯蓄が貯まったことで、将来への漠然とした不安が消え、以前よりも心理的余裕を持って生活できるようになりました。
この記事を読んでいる無駄遣いが多く、貯金ができない人方々への参考になると幸いです。
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